ストレスを抑制する脳内物質のひとつに「セロトニン」があり、セロトニンの運搬役を「セロトニントランスポーター」という。このトランスポーターにはいくつかの遺伝子型があり、そのタイプによってセロトニンの運搬量とストレスの受け止め方が違ってくるという説がある。短い遺伝子を持っていると、セロトニンの再取り込み機能が低く、不安傾向との相関関係があるのではないかというのだ。昔から「日本人はプレッシャーに弱い」などといわれてきたが、日本人の多くはストレスに弱い、いわば“不安遺伝子”タイプなのだとか。それに対してラテン系の人種にはストレスに強い“楽天遺伝子”タイプを持っている人が多いそう。 もちろんこれはひとつの仮説であり、ストレスは考え方や、日々の習慣などから上手にかわすことができるようになるもの。どうか、ご安心を!
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